Lightship ARDK2.5でScanning Frameworkが利用できます
Lightship ARDK 2.5で利用可能な新しいNiantic Scanning Framework(スキャニング フレームワーク)により、開発者の皆さんがScaniverseとNianticの技術をご自分のアプリに追加できるようになりました。
Nianticの深度技術とScaniverseのコア技術を組み合わせたNiantic Scanning Frameworkにより、スキャンがより簡単でより身近なものになりました。この新しい機能はユーザーが3Dコンテンツをキャプチャ、編集、共有するために必要なツールを開発者に提供するオールインワンのUnity ソリューションで、すべてご自分のアプリ内で実現いただけます。
現実世界のオブジェクトを使った没入感のある体験の構築
Scanning Frameworkは、Scaniverseで慣れ親しんだスキャン体験と、ロケーションベースのAR体験を拡張するためのツールの両方を提供します。
このリリースでは、Scaniverseのスキャン技術をUnityアプリに直接組み込むことができ、ユーザーフレンドリーなスキャン体験を可能にする各種ツール群にアクセスできます。これらのツールには、メッシュのキャプチャとアップロードのための画面上のガイダンスや、デバイス上で3Dメッシュを即座に表示およびチェックする機能が含まれています。活用方法やUnityの専門知識のレベルに応じて、スキャン体験をカスタマイズすることも可能です。デフォルトでは、皆さんが慣れ親しんでいるScaniverseの同じスキャン体験とスタイリングを使用するか、または一緒に用意されている設定情報とアセットから選んで、皆さんが必要としているものを作成することができます。
ロケーションベースAR体験の可能性を拡大
Scanning Frameworkにより、ロケーションベースのAR体験を作りたいと考えている開発者は、ARのためのマップ構築を支援するツールを手に入れることができます。
昨年、NianticはLightship VPSを発表しました。Lightship VPSは開発者の方々がセンチメートルレベルの精度で位置と向きを素早く決定するためのシステムです。このシステムにより、開発者は現実の場所と結びついた没入感あるAR体験の提供が可能になりました。
Lightship VPSを実現するために、Nianticは、現実世界の場所のスキャンを収集・処理することによって、世界のARマップを構築しています。あるエリアが十分にスキャンされると、そのエリアはLightship VPSとして有効化され、開発者が現実世界と結びついたAR体験を構築できるようになります。
これまで、スキャンを送信できるアプリケーションは限られていましたが、開発者はエンドユーザーにお気に入りの場所をスキャンする機能と機会を提供し、世界中の新しいVPSロケーションのアクティブ化に貢献することができます。
このリリースには、Scan Target APIも含まれています。これは、Lightship VPSとして登録すべく、スキャンを必要としている場所をユーザーが発見できるようになっています。デバイス上で行える品質チェックの機能もあるため、ユーザーは、スキャンをアップロードする前にそのスキャンがVPSマッピングに適していることを確認することができます。
Niantic Scanning Frameworkを使ってみる
Niantic Scanning FrameworkはNiantic Lightship ARDK 2.5でご利用いただけます。ビルドを開始するには、Lightship 開発者アカウントに登録し、Lighthsip ARDKをダウンロードしてご利用ください。